HONDA CB750 カスタム エクスクルーシブ A型
1980年(昭和55年)6月2日 生産台数限定発売 1,200台 標準価格:638,000円
1969年、HONDAはドリーム CB750 FOUR を発売。
やがて日本車の代名詞となる、空冷4サイクル並列4気筒の幕を開く。
CB750 FOUR は、K0からK7までモデルチェンジ毎に完成度を高め、
OHCエンジン搭載車としては、CB750F-IIで完結する。
そして1978年、CB750F-IIの流れを継承しつつ、
DOHCエンジンを積んだCB750K(カスタム)を発売。
さらに1979年、CB750カスタムとは異なる新たな系列として、
ヨーロピアンスタイルのCB750Fを発売。
これが爆発的ヒットとなる。
HONDAは1980年、11年間に及ぶ CB750 FOUR の血筋としては最後の記念として、
有終の美を飾るべく、生産数限定で、CB750 カスタム エクスクルーシブを世に送り出した。
「超越」・「高級」の意味の“エクスクルーシブ”という名を持つ、ロング・クルージング・バイク。
HONDAの予想に反し、発売後、直ぐに完売する。
エクスクルーシブの人気に背中を押されたHONDAは、
翌年、カラーとフロントサス、キャリパーの些細なモデルチェンジをしてB型を発売。
限定生産の希少価値を希薄にしたHONDAに、A型オーナーは不快感を抱くも、
エクスクルーシブの完成度の高さにより、保有する喜びを損ねるものではなかった。
《 HONDA CB750 カスタム エクスクルーシブ 》
空冷4サイクルDOHC並列4気筒 16バルブ
ホンダが従来のOHCエンジンをベースに、伝説となるDOHCエンジンを完成。
並列4気筒・16バルブの最新・先鋭エンジンを搭載させた、歴史的な個性車である。
樹脂はサイドカバーのみで、総てをメタル素材で仕上げた、頑強な鉄馬。
乗り心地のよい、日本人体型に合わせた茶色地表皮の低い段付シート。
美しい曲線の涙滴型タンク、重厚感あふれる4本マフラー。
スポーク部が銀色の、黒塗り総アルミ製コムスターホイール。
これらは総て、重厚且つエレガントなサイドビューデザインのためのコンセプト。
タンク、サイドカバー、フェンダーをツートンカラーで統一。
グレーを基調とした落ち着きのあるボディカラーにより、重厚な風格の中にも、
ブラックとレッドのコントラストにより、熱き血潮の躍動力を秘める。
各部にクロームメッキを施し、最上級の高級感ある上品な車体デザインとなっている。
当時、世界に誇る空冷並列4気筒のHONDAが、最高を目指して心血を注いだ創作者の意気込みが感じられる。
30年間経っても少しも色褪せぬ “コンセプト” を、エクスクルーシブに注ぎ込んでくれたエンジニアの方に・・・乾盃!!